車なしで箱根観光ってできるの?
箱根に女一人旅で行きたいけど、どういうルートで回ろうかな・・・
実際に車なしで箱根を一人旅した人の体験談を聞きたい
こんな疑問にお答えします。
目次
まずは「箱根フリーパス」を入手せよ!
まず、車なしで箱根を観光したいと思っている方に、知ってほしいが「箱根フリーパス」の存在です。
このフリーパスを購入すると、以下の乗り物が乗り放題になります▼
- 箱根登山電車
- 箱根登山ケーブルカー
- 箱根ロープウェイ
- 箱根海賊船
- 箱根登山バス(指定区間)
- 小田急ハイウェイバス(指定区間)
- 東海バス(指定区間)
- 観光施設めぐりバス(箱根登山バス)
2か所以上の観光地に行こうとしている方であれば、絶対にこの箱根フリーパスは、入手した方がいいと思います。
発着駅や日数によって値段が変わるので、要チェックです。
実際に箱根にいたのは、正味1日半ぐらいだったのですが、この箱根フリーパスを購入して大正解!
元取れまくりで、もう大満足でした。(ケチ精神が炸裂)笑
1日で、箱根の主要な観光地をほぼ回ったので、そのときの様子と箱根での女一人旅での注意点をまとめておきたいと思います。
囲炉裏がある風情漂う「甘酒茶屋」
前日の夜に箱根に着き、泊まっていた宿があった「元箱根」からバスで出発!
元箱根のバス停から「甘酒茶屋」のバス停で下車。乗車時間は7分ぐらい?10分もかかってないです。
バス停の目の前に甘酒茶屋さんがあるので、便利です。
バス停を降りた瞬間から、もうわかるこの可愛らしいお店。甘酒茶屋に到着です!
もちろん、中に入っても、とてもかわいいです。
お店の中の雰囲気としては、囲炉裏が奥の方にあり、とても静かな雰囲気。
お店に入ってすぐ左のところに、レジがあるのでそこで注文します。
お支払い後に、好きな席に座っていると、店員さんが注文した品物を持ってきてくれます。
これが、本当に美味しくて、美味しくて・・・・こんなに美味しい甘酒は初めて飲みました。
甘酒は、お菓子などにはよく使いますが、実はそのまま飲むのは、あまり好きではなかったんです。
でも、この甘酒茶屋さんの甘酒は、がぶがぶいけます笑
嫌な後味みたいなのがなく、最後にツンするような酸味みたいなのものもないです。
とてもおいしかったので、美味しい甘酒を求めている方は、ぜひ甘酒茶屋さんに行ってほしいです。
甘酒を頼むと、温かいお茶とふきのとうのお漬物も一緒についていました。
これがまたおいしかったです。
お店の照明も最低限で、感染症対策&囲炉裏があるためか、ドアなどがパーパーに開いておりました。
囲炉裏のそばに座っていれば、寒くないのでぜひ囲炉裏のそばで、絶品甘酒を飲んでみてくださいね。
注意ポイント
囲炉裏から出てる,線香のような匂い?がすごいので、囲炉裏のそばに座ると、服や持ち物にめっちゃ匂いが付きます
貫禄に圧倒!海賊船で対岸港へ
甘酒茶屋さんを出たら、またバスで元箱根に戻ります。
そしたら今度は、お待ちかねの海賊船!!
もちろん、この海賊船も、箱根フリーパスで追加料金なく、何度でも乗れますよ!
海賊船で元箱根港から桃源台港に行きました。
もうですね、海賊船は遠くの方にいても、貫禄で分かります。
港に近づいてくると同時に、テンションが上がり、ギャーギャー騒ぎたいですが、ここは大人の一人旅。
すまし顔で、写真を一心不乱でパシャパシャとって、正常心を保っていました。マスクの下は、ニヤニヤ顔でした。
そして海賊船に乗って、いざ出発!!
もちろん、海賊船内も素敵でした!
元箱根港から桃源台港までは、約20分ぐらいです。
大きい船なので、そんな揺れることもなく、快適な船旅でした。
桃源台港を降りたら、バスで星の王子様ミュージアム前まで、バスで行く予定でした。
で・す・が、ここで問題発生!
桃源台港内でモタモタしたいたら、その間にバスが発車してしまい、次のバスが、なんと25分後でした!泣
「えー!マジか!」と思ったのですが、バスが来るまで、桃源台港周辺を散歩していました。
この日は、曇っていたのでちょっと遠くの景色までは見えなかったですが、晴れていればめっちゃきれいな景色が広がっているに違いない!
そう思いながら、散歩していたら、あっという間にバスの時間になったので、急いでバス停へ。
大本命の星の王子さまミュージアムへいざ!
まるで絵本の中の世界!星の王子さまミュージアム※閉館
桃源台港からバスに揺られ15分ほど。ついにやってきました!星の王子さまミュージアム!
≫星の王子さまミュージアム(2023年3月閉館)
もう入口からして、とてもかわいい。
チケットを購入し、いざ中へ!
全てが、絵本の中の世界で、異国情緒漂うミュージアム。
基本的に屋外を歩き、サンテグジュペリの歴史などが飾ってある屋内の博物館などもありました。
「星の王子さま」という絵本の存在を知っている方は、たくさんいると思いますが、「内容までは・・・」という方、多いのでは?
もしくは、「読んだことあるけど、内容が難しすぎて、よくわからなかった・・・」という方。
私は後者です。絵本が好きで、星の王子さまも読んだことあります。
ですが、ちょっと内容が難しくて「よくわからない・・・」と感じ、それ以降、1回も読んでいなかったのです。
しかし!この星の王子さまミュージアムで、作者のサンテグジュペリの歴史などを知り、「もう一度読んでみようかな」と思えました。
ミュージアム内は、そんなに広くないですが、写真映えスポットがたくさんあるし、入口でもらったガイドマップにスタンプ押す欄があったりと、結構一人でも楽しいです。
ちなみに滞在時間は、私は一人でしたし、たったかたったか歩いて回ったので、1時間ぐらいいたかな?という感じです。
ガラスの繊細さの虜に!ガラスの森美術館
続いては、箱根ガラスの森美術館へ!星の王子さまミュージアムからめっちゃ近いです。
「川向・星の王子さまミュージアム」バス停からバスに乗り、「箱根ガラスの森」で下車。3分ぐらいで着きます。
11月末に行ったのですが、クリスマス仕様になっておりました!
写真だとだいぶ伝わりにくいですが、クリスマスツリーなどがキラキラしていて、昼間でもとてもきれいでした!
お店のたたずまいがとっても可愛いかったり、自然との融合された場所があったり。
「ガラスの森美術館」というだけあって、ガラスでできた置物や展示品がたくさんあったりして、ワクワクする空間でした。
カラフルで、ガラス独特な繊細感が出ているものを、見るのが好きという方は、好きな空間だと思います。
屋内にある展示場みたいなところの天井に、こんな素敵な絵が施されていたり。
こういう細かいところを見つけては写真を撮ったり、ゆっくり眺めたりして一人旅でも楽しめます。
こちらも1時間ほどお散歩して、次の観光地へ!
自然の力強さを目の前で堪能!大涌谷
続いては、ガラスの森美術館から大涌谷に行きました!
ココのアクセスが一番ややこしかったです。
まず、バスで、ガラスの森美術館→強羅駅まで行きます。乗車時間は、20分?ぐらいでした!
箱根登山ケーブルカーで、強羅駅→早雲山まで乗ります。
ケーブルカーで山を登って行きます。早雲山まで、30分ぐらいかかりました。
ちなみに、箱根ロープウェイと箱根登山ケーブルカーの乗り換えで頭がいっぱいになりがちですが、早雲山ではこのような展望台があり、きれいな景色が一望できます。
ほかにも、カフェや足湯もあり、ゆったり過ごすこともできます。
そして、箱根ロープウェイで、早雲山→大涌谷に着きました!
ロープウェイの乗車時間は、7分ほどでした。
これが見え始めたとき、同じロープウェイ内にいたほかの方と「うぉぉぉ!」と言ってしまいました▼
この景色が見えてくると同時に、硫黄の匂いもし始めます。
ここまでのアクセス、待ち時間含めると、遠っ!笑
到着した大涌谷では、このような大自然見えます。
写真だと伝わりずらいですが、溝がすごい深いですし、煙みたいに、もくもくしているところがあったりして、大自然を目の前にすることができます。
この大涌谷で有名な「黒たまご」ですが、なんと入手できなかったです。ちーん。
黒たまご自体、売ってはいたのですが、5個入りしか売っておらず、しかも購入するお客さんで長蛇の列。
残念ですが、断念しました。(一人でゆで卵5個は、さすがにきつい笑)
飲食店が3つ?4つほどあり、そこでも「黒たまご2個入り」などが売られているみたいです。
ですが、私が行った時にはもう売り切れておりました。
なので、一人で行く方はぜひ、2個入りを探してみると、いいと思います。(夏以外であれば、次の日まで持つかと思います(自己責任で))
注意ポイント
大涌谷は山上にあるため、結構寒いです。夏以外は、防寒具を忘れずに!
大涌谷での滞在時間は、40分ほどでした。
このあと、また箱根ロープウェイ&ケーブルカーを乗り継ぎ強羅駅に戻ります。
強羅駅でのお昼ごはん難民体験
強羅駅に戻ってきた時点で、もう15時半ぐらいで、お昼ご飯をすっかり食べ損ねていたので、強羅駅周辺でお昼ごはんを食べようとお店探し!
ですが、強羅駅周辺で、どれだけ探しても空いている飲食店がない・・・え・・・?
ランチタイムの11時から14時ぐらいまでは、空いている飲食店が多いのですが、そのあとは、まるっきりありません!
ということでお昼ごはんは食べず、たまたま入った喫茶店みたいなところで冬季限定で販売している「抹茶しるこ」を食べました。
これが、大正解!おいしかったです。
抹茶味のおしるこを食べるのが、初めてだったのですが、お餅も柔らかくて、すごくおいしかったので、一人で感動していました。
強羅駅周辺で、この時間空いていた飲食店がそこの喫茶店だけだったのですが、外からのパッと見、閉まっているかと思ったぐらい静かにたたずんでいました。
もし、寒い時期には強羅駅に行った際は、この抹茶しるこ、堪能してみてください。温まります。
日帰り温泉も可能!ゆとわ
抹茶しるこを食べた後は、時間的にもう観光地は閉まる時間です。
そして「箱根と言えば温泉」なのに、まだ温泉に浸かっていないことに気が付きました。
ということで、強羅駅から徒歩5分ほどのところに日帰り温泉の「ゆとわ」があることを知り、行ってみました!
ゆとわは、ホテルでもあるのですが、13時から19時までであれば宿泊者でなくても、デイユースとして大浴場と休憩スペース(立ち寄り湯料金)が使えます!
大浴場は、特別大きいところではなかったですが、人が少なかったので、ゆっくり浸かれました。
温泉に浸かりながら、ぼーっと今日の出来事を思い出すあの時間、やっぱいいですね。
一日の疲れが一気に吹き飛びました。
そして、ある程度浸かった後は、休憩スペースへ。
この休憩スペースが。
休憩スペースがあることすら、全く知らずに行ったのですが、特徴はこんな感じ▼
・本やマンガ、絵本が読み放題
・外には足湯やキャンプファイヤーのようなところがある
・コンセント付きの机
・wifiあり
・飲み物やアイスキャンディー、お菓子食べ放題
すごくない?!これすべて料金に含まれています。
ちなみに日帰りだと、13時から19時まで使えるので、パソコン作業をしたい方にもおすすめ。
実際にパソコンで、作業していた方もいました。
私もここでゆっくり飲み物飲んだり、雑誌読んだりしていました!
本当に素敵な空間だったので、今度は泊りに来たいと思いました。
18時ぐらいまでここでゆっくりして、この後はバスで宿に帰りました!
箱根注意点
箱根での一人旅の注意点をお伝えします。
バスの乗り継ぎ時間注意
基本的に箱根ではバスを乗り継いで、それぞれの観光地に行くことになると思います。
その場合、アクセスが悪いと、乗り継ぎ時間が短い場合があります。
その場合、待ち時間が20~30分もあったりしてしまうので、事前に調べられるのであれば、調べた方がいいです。
ただし、バスなので、数分の遅れが発生することが多々あります。
ちなみに、この観光した日、19時ぐらいにバスで強羅駅から小桶谷まで行き、小桶谷で乗り継ぎのバスを30分ほど待ちました。
ですが、この小桶谷のバス停が、真っ暗!!笑
街灯すらあまりないし、車も通らないし、誰もいないし、バス停のすぐ後ろでは川があるのか、水の音がするし(見えないので余計に怖い)・・・笑
めっちゃ怖かったです。笑
特に「危ない」という感じはしなかったのですが、女一人旅でバスを待つ時間が長いと、夜は少し怖いかもしれません。
帰りのバスの時間を確認してから観光する
観光地に着いたら、帰りのバスの時間をあらかじめ確認しておくと、便利かと思います。
その時間をもとに、観光時間を調整したりすると効率的にバスに乗れたりします。
19時ぐらいでバス終わる
箱根のバスは大体、19時台または20時台で、運行が終わります。
観光地が17時などに閉まるため、それに合わせているためだと思います。
ですので、車なしの場合は、気を付けないと「バスがない!宿に帰れない!」となってしまいます。
電車の駅が近い場合やタクシーでいいという方は、問題ないかと思います。
歩いて観光は危ない
箱根は山道が多いです。
したがって、くねくねしている道や坂道が多いです。
バスも結構ぐねぐね走っていきます。
箱根の道はとても狭く、歩道があまりない印象でした。
そんな道を、歩いていた方を数人みましたが、だいぶ危ない印象でした。
なので、目的地がたとえ徒歩10分であっても、歩くのはやめた方がいいと思います。
ただし、元箱根エリアなどの歩道があるところや、公園があるところなどは安全です。
美術館などでは箱根フリーパスを見せると割引あるのでお忘れなく
今回私がバスなどに乗るために使い倒した「箱根フリーパス」を美術館なで見せると、100円引きなどの割引がありました。
ほとんどのところで、割引があったと思います。
チケット売り場で「フリーパス持ってますか?」なんて、聞かれなかったことが多かったので、チケットを買うときは、忘れずに提示しましょう。
「たかが、100円引きか・・・」と思うかもしれないですが、美術館系は入場料が高いんですよ!
美術館系の入場料は、約1,500円から2,000円ぐらいするので100円でも割引があると、何気に嬉しいです。笑
夜は空いてる飲食店がほぼない
箱根の観光客のほとんどは、夕食付きの旅館に泊まるからなのか、マジで夜空いている飲食店が全然ありません。
車であれば問題ないのかもしれないですが・・・
実際に箱根に泊まった2日間、夜ご飯はコンビニのおでんでした。笑
元箱根にある宿に泊まったのですが、周辺には朝からランチタイムまでしか空いていないところが多く、ビックリでした。
なので、夜飲食する場合はお気をつけてください!
まとめ
箱根での女一人旅は、女一人でも全く問題なく、楽しめました。
ちなみに、一人で観光している外国人の方を、何人か見かけましたし、一人だからって特に何かあるわけでもなく・・・
何も気負いせずゆっくり観光できたので、一人でも緊張せずに観光できるかと思います。
箱根は程よく自然もあり、リフレッシュや女一人旅をするには、とってもおすすめの場所でした。