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【絵本塾2021年8月編】子どもへのお金の教育の前に考えたい、大切なことって?

2021年8月28日

絵本塾とは

絵本塾は月に1回開催され、

毎月のテーマに沿った絵本の読み聞かせを聞き、問いに答えていきます。

問いに答えていくことで頭の整理ができ、テーマに対する理解が深まります。

さらに複数人とシェアすることで視野が広がります。

(絵本未来創造機構(通称:えほんみらい)の講座です

 

今回も絵本講師仲間と3人で8月分の絵本塾を8月27日、夜の22時から受けました!

 

以下参加者です!ちなみにみんな絵本講師ですよー!

主催講師:高井千穂さん(ちほさんのInstagramはこちら

参加者 :加来千乃さん(ちのさんのInstagramはこちら

参加者 :わたし

 

7月の絵本塾のテーマは

「お金の教育をする前に、大切なこと

 

お子さんに「お金の教育」をしようとは思ってるけど、どうやって教えるの?

おこづかいはいくらぐらい、渡せばいいの?

お金の価値観ってどう教えるんだろう?

 

そう思っているお母さん、お父さん多いのではないでしょうか。

 

まだまだ「お金」の存在すらよくわかっていない子どもに、何をどう教えたらよいのかを考える絵本塾となりました!

 

今回の絵本塾のおおまかな流れは、以下のようになっていました。

  • 物の価値はとは?
  • お金の価値をどう伝える?
  • 子どもは親の姿を見て育つ。それを踏まえて今、親ができることとは?

子どもって特に「お金がどういうものか」というのを教えなくても、お母さんやお父さんの買い物をしている姿お金に対する発言をよく見聞きしています。

 

子どもは良くも悪くも、身近な大人である親の行動や思考をそのまま受け継いでいきます。

 

えっ?!と思いますよね。

ということは・・・

 

自分たち大人が「お金は汚いものだ」という価値観で買い物をしていると、子どもも無意識のうちにその価値観になっていきます。

 

なので、子どもにいろいろ教える前に、まず

チェックポイント

  • 自分はどういう価値観で買い物をしているのか
  • 自分のお金に対するイメージはどうなのか
  • その価値観やイメージは、もともと誰の価値観だったのか

 

これを棚卸しして、

まずは自分のお金に対する価値観を知る。

自分の子どもに、どういうことを伝えていきたいか、

どういう風に育っていってほしいかを考える

というのが大切なのではないかということを学びました。

自分のお金に対する価値観というのを思い出したときに、自分の両親の影響をめっちゃ受けているというのが、わかると思います。

特に学校でお金に対する授業があったわけではないですし、何かを直接教えられたわけでもなく、知らない間に「自分の親の、お金に対しての考え方」というのが身についていますよね。

そう考えると、まずは自分自身の思考を認識し、自分の行動に移していく、そして子どもはその姿を見てお金のことを学んでいく。

 

 

題名にある「お金の教育の前に大切なこと」ってこういうことかー!!と感動しました。

ですが、なによりも自分のお金に対する思考が、子どもへのお金の教育にとって一番大切ということが、盲点だったというのが今回の絵本塾での最大の学びでした。

 

そんなことを改めて考えさせられ、お金のこともそうですが、まずは

物を大切に扱うということ物、経験に対する価値観

というのを子どもには教えていきたいですよね。

 

だからと言って、「そんなこと、どうやって伝えるんだよ!」と思いますよね。

そんなときに活躍するのが、絵本なんです!!

 

実は、物や経験に対する価値がテーマになっている絵本はたくさんあります。

そういう絵本を読んであげるだけで、子どもはいろんなことを勝手に吸収していってくれます。

物や経験の大切さを知ってからでないと、「お金の大切さ」はわからない。

そんなことを真夜中の絵本塾に気が付いて、ひとり感動しておりました(笑)

 

最後には、恒例の写真撮影!パシャ!

今回絵本塾で、今の時代は「お金」で買うことが少なっているよね、という話になりました。

そして、2歳半のお子さんがいるちのさん(もったいないばあさんの絵本を持っている方)が言っていたのですが、paypayやクレジットカードで払ったり、通販で買い物をすることが多くなっており、なかなか「お金」を使うことがない。

どうやってお金のことを教えればいいかわからない、というお話がでました。

 

たしかに、私自身、現金で買い物なんてめったにしません。現金が目に見えない形で普段の買い物をしているため、お金のことを教えようとなると、どうやって教えるんだ?と思いました。

 

いつもpaypayでピッて払っていると、子どももピッてやれば何でも買えるんじゃないかと思ってしまうということも、これからの時代には出てくる問題なのでは?と思いました。

 

時代も考慮してお金のことを教えていかないといけないんですね・・・

 

難しい時代になってきましたね。もしかしたら近い将来の子どもたちは、もう現金というものを知らずに育っていくんじゃないかとも思っています。

すごい時代!

 

(そのうち絵本でも、スマホでピッてやって買い物しているシーンが描かれるようになるのか!?とちょっとドキドキしています・・・)

 

さいごに、今回の絵本塾で特に印象的だった絵本を一冊ご紹介します。

子どもにはお金に対して、ポジティブなイメージを持ってほしいですよね。

「仕事」とは人を喜ばせること・誰かの役に立つことであり、その結果として、感謝してもらったことの対価として「お金」がもらえるのだという喜びを伝えている絵本です。

「お金ってどうしたらもらえるの?」と子どもに聞かれたら、読んであげたい絵本No.1!

お金とは?仕事って?という少し説明に困るようなことをわかりやすく書いている絵本です。

読んだ後には、子どもも大人も、とても温かい気持ちになるのではないかと思います。

子どもには、お金や仕事に対してポジティブなイメージを持ってもらいたい、そんな方へオススメの一冊です。

 

絵本塾とは?

絵本塾は、心が育つIQ絵本講座2級を修了した方が受講できる講座です。

毎月テーマを変えて、絵本からのメッセージを受け取りながら、みんなでアウトプットしていきます

毎回、絵本からの気づきが大きく、みんなとのシェアでどんどん視野が広がります。

もちろん、絵本講師でなくても、絵本講座2級を修了した方であれば、だれでも受けられる講座です。

 

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